あやこ歯科クリニック|元住吉駅徒歩3分の歯科医院

根管治療

根管治療

皆様は「歯の神経を抜く」という言葉を聞いて、どのような印象をお持ちでしょうか。強い痛みがあった際に、その痛みを取り除くための処置として理解されている方が多いかもしれません。

しかし、歯科医師としての視点からお伝えしたいのは、根管治療とは単に痛みを取るためのものではなく、その歯をできるだけ長く使うための「土台を守る治療」であるということです。

建物に例えるならば、基礎工事にあたります。被せ物を作製しても、その土台となる根管(歯の根の中)に感染が残っていると、再治療や抜歯が必要になる場合があります。

根管治療が必要な症状

根管治療が必要な症状|あやこ歯科

歯の内部には、神経や血管が通っている「根管」と呼ばれる細い管があります。重度の虫歯によって細菌がこの根管内にまで達してしまった場合、激しい痛みが生じたり、根の先に膿が溜まったりします。

  • 冷たいものだけでなく、温かいものがひどくしみる
  • 何もしなくてもズキズキと激しく痛む
  • 歯ぐきがぷっくりと腫れ、押すと痛みがある
  • 噛むと違和感や痛みを感じる

これらの症状がある場合、根管内が細菌に感染している可能性があります。自然に治ることは通常なく、細菌を取り除き、根の中を無菌に近い状態に整える処置が必要です。

根管内を確認するための拡大視野

根管内は複雑な構造をしています。暗くて狭く、枝分かれしたり湾曲したりしている管を、これまでは歯科医師の経験や勘に頼って処置を行ってきました。

そのため、当院では根管内を拡大して確認するため、マイクロスコープなどの視覚情報を活用して根管治療を行います。

必要に応じて歯科用顕微鏡マイクロスコープの活用

マイクロスコープ|あやこ歯科

当院では肉眼の約25倍まで視野を拡大できるマイクロスコープを導入しています。マイクロスコープを使用することで、これまでは見ることが不可能だった根管内の奥深くを鮮明に捉えることが可能です。

  • 根管の入り口を見つける
  • 複雑に枝分かれした側枝の確認
  • 古い詰め物の取り残しや、微細なヒビの発見
  • 感染部位の除去

拡大した視野は、根管の入口や分岐、治療部位を確認する際に役立ちます。症例や処置の内容に応じて、マイクロスコープを使用します。マイクロスコープを用いた根管治療は自由診療です。使用する場合は、治療内容と費用を事前にご説明します。

拡大鏡(ルーペ)

拡大鏡|あやこ歯科

マイクロスコープだけでなく、日常的な診療では高倍率のルーペも使用しています。視野を拡大し、歯や歯ぐきの小さな変化を確認しながら診療を行います。

根管治療を支える器具

下記の器具を用いた根管治療は自由診療です。根管内の形状や感染の状態に応じて使用する器具を選び、治療内容と費用を事前にご説明します。

ニッケルチタンロータリーファイル

ニッケルチタンロータリーファイル|あやこ歯科

ニッケルチタンロータリーファイルは、専用のモーターで回転数やトルク(力)を管理しながら使用します。根管の形状や処置の内容に応じて設定を調整します。

  • 器具の破折リスクに配慮する
  • 根管の形状に合わせた動きを実現する
  • 処置時間の短縮により患者さまの疲れを軽減する

このモーターは、曲がった根管に器具を進める際に使用し、根管の状態に応じて設定を調整します。

根管の形状に合わせた清掃

根管内の汚れを取り除く器具を「ファイル」と呼びます。ニッケルチタン製のロータリーファイルは柔軟性があり、曲がった根管の清掃に用います。

従来のステンレス製ファイルに比べ、しなやかに曲がる性質があるため、根管本来の形状を壊すことなく、感染部位だけを効率よく除去できます。

複雑な形状の根管への対応

複雑な形状の根管への対応|あやこ歯科

根管の形状が複雑な場合には、細かな凹凸や隙間の清掃に用いる器具を併用します。根管内の状態を確認しながら、必要な範囲を清掃します。

これまでの器具では届かなかった細かな凹凸や隙間の汚れまで、物理的に掻き出すことが可能です。丁寧な清掃が、治療の質を決定づけます。

根管治療で行う感染対策

根管治療における敵は、お口の中に存在する細菌です。治療中に唾液が根管内に入り込むと、再感染につながり、治療結果に影響することがあります。当院では無菌的な環境を作るために、手順を尽くしています。

バーダムによる治療部位の隔離

ラバーダムによる治療部位の隔離|あやこ歯科

根管治療を行う際、当院では「ラバーダム」を使用しています。これは治療する歯だけを露出させるゴム製のシートです。

  • 唾液に含まれる細菌の侵入を物理的に防ぐ
  • 強い殺菌薬がお口の粘膜に触れるのを防ぐ
  • 小さな器具の誤飲を防止する
  • 湿気を防ぎ、充填材料の接着強度を高める

日本ではまだ使用率が低いのが現状ですが、根管治療を行ううえで重要な工程と考えています。

根管充填に使用する材料

根管充填に使用する材料|あやこ歯科

根管内を清掃した後は、再び細菌が入り込まないように材料を詰めます。当院では、生体親和性や封鎖性に配慮した根管充填材料を使用しています。

根管充填材料は、清掃した根管内を封鎖するために使用します。根の形状を確認しながら充填し、治療後の再感染予防に配慮します。

根管治療後の被せ物

根管治療後の歯は脆くなることがあります。そのため、歯の状態を確認し、必要に応じて被せ物(クラウン)をご案内します。

被せ物の適合と二次虫歯への配慮

口腔内スキャナー|あやこ歯科

当院では光学スキャナーを用いて型取りを行い、歯と被せ物の適合を確認します。

根管治療でせっかく綺麗にした根の中に、再び細菌が侵入する隙間を作らないように努めます。被せ物のセット時にもマイクロスコープを使用し、ミリ単位の適合を確認してまいります。

GBTプログラムによるメンテナンス

エアフロー|あやこ歯科

根管治療後の再発を予防するために、定期的なメンテナンスが重要です。当院はGBT認定クリニックで、GBTプログラムは自由診療として行っています。

治療後は、必要に応じてエアフローを用いたクリーニングを行います。治療した歯や周囲の歯ぐきの状態を定期的に確認し、再発予防のためのケアをご案内します。

また、歯を失ってしまった場合でも、インプラントや入れ歯などその時のお口の状態に合わせた適切な治療をご提案し、その時のお口の状態に応じて、噛む機能と健康を支援します。

できる限り、ご自身の歯を残したい

歯を抜いてインプラントや入れ歯にすることは、一つの解決策かもしれません。

しかし、歯の状態によっては、根管治療で保存できる場合もあれば、抜歯が必要になる場合もあります。当院では検査結果を確認し、それぞれの治療方法についてご説明します。

当院では、治療内容と使用する機材について説明し、一人ひとりのお口の状態に合わせて根管治療を行います。治療後の管理についてもご案内します。

歯の痛みや違和感がある方は、あやこ歯科クリニックにご相談ください。症状やお口の状態を確認し、必要な検査や治療をご案内します。

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